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■音楽の才能と利き手の関係

 バイオリンが楽に弾けるようになった長男と、努力しないと弾けるようにならなかった次男。勉強に限っては、長男は努力が必要なタイプで、次男はすいすい楽にできるタイプでした。
そんな二人を育てていて思うことは、確かに「何かに向いている」という、子どもが生まれ持った「才能」と呼べるものは存在します。けれども、才能がないからそれができないということは決してなく、努力すれば、才能のある子と同じくらいの「能力」になるのです。

 そういえば、小学校三、四年の頃に仲良しだったピアノが上手な友達は、ある文集にこんなことを書いていたことを思い出します。

「私は四人姉妹の三番目です。私は『姉妹の中で一番の努力家だね。』と母にいつも言われます。」

 ピアノが上手で優秀だったその子は、きっと影でかなりの努力をしていたのでしょう。ピアノも勉強もがんばる、そう決めていたのかもしれません。
 中学時代にバイオリンが上手だった子は、そういえば数学が少し苦手で、私が教えてあげたこともありました。バイオリンも英語もがんばっていたけれど、それで精一杯だったのかもしれません。

 我が子はまだ七歳と八歳。確かに生まれ持った才能は違うけれど、これからの努力しだいではどんな能力でも手に入れることができると思っています。

 最後にもう一つ。長男は鉛筆は右手で持ちますが、お箸は両方の手で使えます。次男は完全なる右利きです。音楽の才能と利き手の関係は、やはりあるのかもしれません……。